FAQ
よくある質問のメモ
何か困ったら、まずここを読んでみましょう。

■ ブートケーブルでアドレス指定の書き込みができません
ブートケーブル用のdevmanツールを使用する時には、書き込み先を 次のように指定します。
・boot.bin: "BOOT BLOCK 64K"
・paranavi.bin: "2M (1)"
・voice.bin: "2M (2)" (またはparanavi.binと結合して、合わせて2M (1)に書き込み)
なお、devmanでブロック指定書き込みを行うと、256KBを超えるデータが 正しく書きこまれません。(エラーも出ないので要注意です)
自作した音声データが256KBより大きい場合は、分割ツール等で分割して 書き込みをしましょう。

■ GPSと通信できません
まずは、他で動作しているケーブルやGPSを借りて、問題個所を切り分けしてみましょう。
(a) GPSがNG: GPSのインタフェース設定が"GARMIN"になっていることを確認してください。 NMEAでは通信できません。
(b) ケーブルがNG: [じょうほう]メニューの[GPSユニット]の3ページ目から通信状況を確認できます。 エラーが多いときには、ハンダの接触不良の可能性が高いです。タイムアウトしている 場合は、結線を確認しましょう。
(c) GBAがNG: この場合は…? 修理かな。

■ どうやって電源オフするの?
設定をセーブしている時以外であれば、いつでも電源スイッチで電源オフできます。 ただし電源を切ると、前回のセーブ以降に変更した設定が消えます。 設定を保存したい場合は電源オフの前に、[コンフィグ]メニューから[セーブ] を行ってください。
※トラックログの自動保存を有効にしている場合は、一度サスペンドしてから電源を切ってください。

■ 誤操作防止のためにボタン操作を無効にしたい
START+SELECTボタンを押すとキーロックします。解除も同じボタンです。
テイクオフ時に自動でキーロックにする場合は、 [コンフィグ]メニューの[ナビモード]から、[キーロック]の設定を"テイクオフ"に 変更してください。

■ 日本以外で使いたい
海外で使用する場合は、タイムゾーンを変更しないと正しく時刻が表示されません。 [コンフィグ]メニューの[GPSコンフィグ]からタイムゾーンを設定してください。
タイムゾーン以外は、特に変更する必要はありません。

■ Gotoモードのウェイポイント検索が遅くなった
Gotoモードの近傍ウェイポイント検索時間はウェイポイント数に比例します。 検索は1ウェイポイントあたり約2ms要するため、ウェイポイントが1000件登録されている場合は、 検索完了まで約2秒かかります。(他タスクのCPU使用状況によって時間は変動します)
Goto検索を多用する場合は、いらないウェイポイントを削除すると良いでしょう。
補足:[ウェイポイント]メニューの[クリア]から、ルートに選択されていない不要な ウェイポイントを一括削除することができます。

■ 自動的に電源OFFした
ボタン操作やGPS通信が行われないと、10分で自動サスペンドします。 このため、GPSを接続せずに放置していると勝手に電源OFFします。 サスペンドした場合は、L+Rボタンでリジュームします。
なお、[コンフィグ]メニューの[GPSコンフィグ]の[オートオフ]から自動サスペンド の時間を分単位で変更することができます。0分を設定すると自動サスペンドしません。

■ サスペンドを実行したらGPSも電源OFFした
電源OFFコマンドに対応したGPSについては、ナビのサスペンドに連動してGPSの 電源もOFFしています。仕様です…。

■ 予想到達時間/高度のチューニングをしたい
[コンフィグ]メニューの[ナビモード]からチューニングできます。 [みつもり]で予想時間や高度の見積もり方法を選択します。
・"リアルタイム":最新の受信データのみから見積もりします。
・"n秒へいきん":過去n回のデータ平均から見積もります。
・"グライダこてい":予め入力したL/Dや沈下率から計算します。
・"じどう":フライト状態に応じて自動で見積もりを行います。
[みつもり]が "グライダこてい" または "じどう" の時には、 [L/D]と[Sink rate]に、あなたのグライダの性能を入力します。 競技ではアクセル状態の値を入れると良いでしょう。
補足:グライダベンチマークモードを利用すると、 [L/D]と[Sink rate]を自動計測して登録することができます。 B+SELECTボタンの押下、または連続3回ローリングでグライダベンチマークモードになります。

■ バリオ音が邪魔です
[コンフィグ]メニューの[バリオモドキ]-[モード]のサウンドタイプから "なし" を選択すると、バリオ音を解除できます。

■ センタリング中じゃないときにも、軌跡を見たい
B+Aボタンで軌跡モードに切り替えることができます。 ボタン操作で軌跡モードにした時には、直進に戻っても自動で軌跡モードから 復帰しません。軌跡モードを解除する時には、Bボタンを押します。

■ 現在の高度付近の軌跡だけ見たい
[コンフィグ]メニューの[アシストモード]-[Locus mode]にある [うえレンジ]と[したレンジ]のパラメータから、 表示する高度域を設定することができます。 設定は絶対高度ではなく、自機との相対高度です。

■ 暗いとGBAの画面がよく見えない
………。
ノーマルGBAは反射型LCDのため、明るい屋外なら問題無いのですが 暗めの室内等では画面が見にくくなるようです。 GBA SPならライト付きなので、部屋でGBA本来の使い方(ゲーム)も する場合はSPの方が良いかもしれません。 ノーマルGBA向けには外付けのフロントライトが売っているようなので、 それを付けると良いでしょう。 また、いろいろと チャレンジ されている方がいますので、それを参考にしても良いでしょう。

■ モーション検出のパラメータをチューニングをしたい
[コンフィグ]メニューの[アシストモード]-[パラメータ1]から チューニングできます。ローリングやスパイラル、ストールは デフォルトのチューニング値で問題無いと思いますが、 ピッチング検出に使う値はグライダによって大きく変わるため、 調整が必要かもしれません…。

■ ゆっくり動くと磁石が回転しない
ナビの方位は速度ベクトルから計算しており、一定速度以下では 方位計算しないようになっています。 速度パラメータを調整する場合は、[コンフィグ]メニューの[GPSコンフィグ] -[ぎじコンパス]から、コンパス計算の有効速度(デフォルト0.1m/s)を変更してください。 0m/sを設定すると常に方位計算しますが、停止時に磁石がクルクル変わります…。

■ 車のオドメータより、ナビのオドメータの方が長い
私も車に積んで測定してみましたが、こちらではナビの方がきっちり2%短いようです。 eTrex上の値とナビの値は同じなのでナビの計算精度に問題は無いと思いますが…。 もしかしたら、車のタイヤの空気圧や減り具合が影響しているのかもしれません。

■ 通信ケーブルで通信ができない
まずケーブルの接続を確認しましょう。純正のGBA通信ケーブル を使用している場合は、コピー元が青色コネクタ、コピー先が 灰色コネクタです。
なお、GBA同士でウェイポイントやルートデータを交換する場合は、 クロスケーブル を使用する必要があります。この場合は極性はありません。

■ 新しいGPSを使用すると通信できない
2006年頃のGarmin社製GPSから、GPSのRxD端子に負電圧を入れないと 通信できない装置が見つかっています。 このようなGPSを使う場合には、74HC04を使用した簡易回路ではなく、まっとうなレベルコンバータを使用して ケーブルを作成してください。

どのくらい電池が持つのか知りたい
実機で測定してみました。
No装置 電池 モード 消費電流動作目安
1GBA + ジョイキャリー eneloop1.2V 2000mAh x2GPS未接続 90mA■■■■■■ 22時間
2GBA + ジョイキャリー eneloop1.2V 2000mAh x2タスクナビ 94mA■■■■■ 21時間
3GBA + ジョイキャリー eneloop1.2V 2000mAh x2サスペンド 7.4mA★★★★★★ 11日
4GBA SP+ジョイキャリ 内蔵Li-ion 3.7V 600mAhGPS未接続 19mA■■■■■■■■ 32時間
5GBA SP+ジョイキャリ 内蔵Li-ion 3.7V 600mAhタスクナビ 22mA■■■■■■■ 27時間
6GBA SP+ジョイキャリ 内蔵Li-ion 3.7V 600mAhナビ+ライト点灯 46mA■■■ 13時間
7GBA SP+ジョイキャリ 内蔵Li-ion 3.7V 600mAhサスペンド 1.4mA★★★★★★★★★ 18日
8GBA +SCSD eneloop1.2V 2000mAh x2GPS未接続 149mA■■■ 13時間
9GBA +SCSD eneloop1.2V 2000mAh x2タスクナビ 175mA■■■ 11時間
10GBA +SCSD eneloop1.2V 2000mAh x2サスペンド 54mA★1.5日
11GBA SP+SCSD 内蔵Li-ion 3.7V 600mAhGPS未接続 46mA■■■ 13時間
12GBA SP+SCSD 内蔵Li-ion 3.7V 600mAhタスクナビ 53mA■■■ 11時間
13GBA SP+SCSD 内蔵Li-ion 3.7V 600mAhナビ+ライト点灯 75mA■■ 8.0時間
14GBA SP+SCSD 内蔵Li-ion 3.7V 600mAhサスペンド 31mA*0.8日
15Foretex (参考) NiMH 1.2V 800mAh x2 GPS OFF 65mA■■■ 12時間
16Foretex (参考) NiMH 1.2V 800mAh x2 GPS ON 74mA■■■ 11時間
17Foretex (参考) NiMH 1.2V 800mAh x2 GPS ON+LED点灯 110mA■■ 7.3時間
18No.5 + GPS-52D内蔵 内蔵Li-ion 3.7V 600mAhタスクナビ 76mA■■ 7.9時間
19No.5 + Parani-ESD200 内蔵Li-ion 3.7V 600mAhタスクナビ 25mA■■■■■■ 24時間
20No.4 + Parani-ESD200 内蔵Li-ion 3.7V 600mAhBluetoothサーチ中 35mA■■■■ 17時間
21No.4 + Parani-ESD200 内蔵Li-ion 3.7V 600mAhPC待ち受け(接続中) 37mA■■■■ 16時間
22No.4 + Parani-ESD200 内蔵Li-ion 3.7V 600mAhPC待ち受け(未接続) 30mA■■■■■ 20時間
23No.4 + Parani-ESD200 内蔵Li-ion 3.7V 600mAhオフライン 21mA■■■■■■■ 30時間
※動作目安は電池容量÷消費電流です。実際には完全放電前に電圧低下により動作停止します。

No.8-14から、SCSDの消費電流が大きいことが分かります。特にサスペンド中の消費電流(No.10, No.14)は致命的です。 SCSDでは、可能であればサスペンドせずに電源オフしておいた方が良いでしょう。
また、GBA SPを屋外で使う場合はライトをOFFにするのが効果的です。 (陽射しが強すぎてライト状態が分かりにくい場合は、液晶を斜め上から見ると点灯状態を確認しやすいです。)
Bluetoothモジュール(Parani-ESD200)を接続しており、Bluetooth GPSにもPCにも接続しない場合は、[オフライン]に すると消費電流を抑えられます。(No.23)

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本ソフトウェアは、パラグライダーの競技用途を想定して設計されてい るものであり、原子力施設における核反応制御、航空機自動飛行制御、航空交 通管制、大量輸送システムにおける運行制御、生命維持のための医療用機器、 兵器システムにおけるミサイル発射制御など、極めて高度な安全性が要求され、 仮に当該安全性が確保されない場合、直接生命・身体に対する重大な危険性を 伴う用途(以下「ハイセイフティ用途」という)に使用されるよう設計 されたものではございません。 当該ハイセイフティ用途に要する安全性を確保する措置を施すことなく、本ソ フトウェアを使用しないでください。


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